おすすめのバスケ本7選 ~ビジネス編~

バスケ本

小さい頃はプロスポーツ選手に憧れたものですが、夢かなうのは一握り。
社会人となると、プロスポーツの経営に興味を持ったりしませんか?

バスケは2016年にBリーグが誕生したこともあり、プロチームの経営から、プロリーグの経営にかかわる本が出版されています。

私が読んだお勧めのクラブ・リーグの経営本を紹介します。

この記事はこんな方におすすめ
  • バスケと読書が好きな方
  • バスケチーム、リーグの運営・経営に興味がある方
  • スポーツビジネスに興味がある方

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B.LEAGUE公認 最強のスポーツクラブ経営バイブル 島田慎二 著

現Bリーグチェアマンの島田慎二さんによる、Bリーグの今後の展望と、各クラブ(一部)の対応さらには、スポーツクラブの未来について提言している作品です。

「クラブの成長なくしてリーグの発展なし。リーグの発展なくしてバスケ界の繁栄なし。」

これは現Bリーグチェアマンの島田慎二さんが信条としている言葉です。
この言葉をもとに、クラブ経営とはなにか、リーグ運営とはなにかを教えてくれます。

クラブ経営なんて興味ない、と思っている方でも、Bリーグやスポーツ好きであればリーグの方向性や、各クラブの工夫などがわかり楽しめる内容だと思います。

また、島田さんはチェアマンになる前は千葉ジェッツの経営者であり、その当時の内容については、クラブ経営者でなくともビジネスマンとして役立つ情報が紹介されています。

Bリーグは2026年に大きく変わろうとしています。
高いハードルを設けて、「競技力」ではなく「事業力」重視していくと。

コロナの影響も残る中、リーグ全体として厳しい挑戦に向かっていますが、今後のチェアマンの手腕に期待です。

ファンをつくる力 藤掛直人 著

Bリーグ川崎ブレイブサンダースはここ数年で急激にファンを増やすことに成功しています。

2017年より東芝からDeNAへ経営権が譲渡され、デジタルマーケティングを駆使しリーグ1、2の集客力を争うチームとなりました。

東芝時代の川崎は、いわゆる古豪というイメージでした。
強くて歴史のあるチームだけど、少し地味な印象。

DeNAになり、一気に印象が変わり実力も人気も兼ね備えたチームとなりましたね。

本書でも取り上げられていますが、特にYouTubeTikTokを活用し、新たなファンを開拓しています。
YouTubeはチャンネル登録数10万人以上、TikTokはフォロワー数10万人以上という結果をあげて、メディアでも取り上げられています。

YouTube、TikTokが目立ちますが、実はそれ以外のSNSも実施しています。
Twitter、Instagram、LINEです。
それぞれの特性を認識した上で、目的別に用途を選別し、発信の強弱をつけるなど工夫が見られます。

そもそもSNSの前に、デジタルマーケティングとしてデータ収集、分析を行っていることがわかります。
とりあえずデータ収集を行うのではなく、どのように活用するか目的を決めてデータ収集することが大事ですと。
このあたりは、スポーツビジネスのみならず、一般のマーケティングにも通ずるところがあります。

DeNAといえばプロ野球のベイスターズの再建が記憶に新しいですが、バスケでも成功を収めていて凄いですね。
他チームファンとしては、嫉妬してしまいます。笑

千葉ジェッツの奇跡 Bリーグ集客ナンバー1の秘密 島田慎二 著

現Bリーグチェアマンの島田慎二さんが千葉ジェッツの経営に携わっていた時の本です。
Bリーグが2016-2017シーズンから開幕しましたが、そこまでの千葉ジェッツの軌跡が描かれています。

今でこそBリーグで人気No.1の千葉ジェッツですが、島田さんが経営に携わった当初は信じられませんが経営不振だったようです。
そこから島田さんにより経営再建、さらには強豪チームへと変革させていきました。

島田さんは実はこれまでバスケとはほとんど無縁で、ひょんなことから千葉ジェッツの経営に参加することになったということです。
もともと経営者としては実績があったようなので、バスケチームにとらわれないビジネスとしての手法が紹介されています。

プロスポーツチームは特殊なのかと思いますが、会社経営はどこも同じなのだと思い知らされます。

そんななかでもバスケ界に一石投じたと思われるのが、bjリーグからNBLへのリーグ移籍です。
当時バスケは2リーグに分かれていたのは周知のとおりと思いますが、千葉ジェッツはbjリーグを脱退し、NBLへ移籍を行いました。

後にリーグは統合しBリーグとなるのですが、千葉ジェッツが行ったこの決断はリーグ統合の架け橋となったに違いありません。

バスケ好き、千葉ジェッツブースターにはもちろん、ビジネス書としても役に立つ一冊です。

マンガでわかるマイケル・ジョーダン成功の法則 中谷昌文 著

言わずと知れたバスケットボールの神様、マイケル・ジョーダン。
ジョーダンは、プレーヤーとしてだけでなく、引退してからもビジネスで成功しています。

どのようにして成功を掴みとったのか、その理由を数々の名言と共に紹介しています。
そのジョーダンから学ぶ点は多く、ビジネスにも適用できると著者は語っています。

ジョーダンは天才と思われがちですが、大きな挫折を経験していてその都度それを覆す努力をしています。

「私は9,000回以上シュートを外し、300試合に敗れた。決勝シュートを任されて26回も外した。人生で何度も何度も失敗してきた。だから私は成功したんだ。」

という有名な名言があります。

練習の虫としても知られているジョーダン。努力の結果の成功ということがよくわかるエピソードです。

いまさらジョーダン?と思うかもしれませんが、ジョーダンほど偉大なNBA選手はいないでしょう。
数々の名言と共に、彼の歴史を振り返り自分に活かせる事はないかを探してみると良いでしょう。

ちなみに、本書は『マンガで分かる』というタイトルですが、全部マンガで描かれている訳ではなく、見開きの半分が活字、半分がマンガとなっています。
活字の要約を、半分のマンガで描いています。

同じ内容なので、マンガ必要だったかな…。絵もそれなりです。

稼ぐがすべて Bリーグこそ最強のビジネスモデルである 葦原一正 著

奇抜なタイトルで度肝を抜かれますが、プロスポーツである以上「稼ぐ」ことが必要と訴えかけています。

著書の葦原氏はオリックスバファローズ、横浜DeNAベイスターズの経営の経歴があり、Bリーグの事務局長としてリーグ立ち上げに尽力した方です。
プロスポーツに携わった方が、バスケのポテンシャルを感じ、リーグ立ち上げのタイミングで改革できると感じたそうです。

デジタルマーケティングの活用、ターゲットの特定など、このタイミングでプロリーグを立ち上げるならではこその戦略が紹介されています。
そのうえで、Bリーグが今後さらなる成長をしていくにはどうしたらよいかの問題提起もされています。

Bリーグの立ち上げをビジネス視点で語られており、バスケ好き、スポーツ好きなビジネスマンにはとてもお勧めできる本です。

B.LEAGUE(Bリーグ)誕生 日本スポーツビジネス秘史 大島和人 著

2016年Bリーグが開幕しました。その歴史を振り返る本です。

ご存じの方も多いかと思いますが、それまでのバスケは昔からあった、いわゆる実業団、企業チームの系譜をもつNBLと、完全プロリーグのbjリーグの2つのリーグに分かれていました。
それまでの経緯を詳細に、華やかな部分からなまなましい部分も含めて紹介されています。

協会・リーグ・クラブの関係性が良くなかったり、
経済悪化でクラブが消滅したり、
プロ化の話題は上がるが結局うまくいかずに結果的にbjリーグが発足した。

最終的には、FIBAからの外圧と、川淵さんという強力なリーダシップによりBリーグが誕生するわけです。

外部から人材を登用することにより、ようやく動いたんだなということが分かります。
内部の関係者で進めていくとなかなか進まず、日本の組織の悪いところが今まであったのだな、と感じられます。

ビジネス本というよりは、歴史の本に近いかもしれません。
この苦労を乗り越え誕生したBリーグがこれからも盛り上がっていくことを願います。

海賊をプロデュース―横浜ビー・コルセアーズにみるスポーツクラブのマネジメント 木村剛/ミムラユウスケ 著

Bリーグに所属する「横浜ビー・コルセアーズ」のクラブマネジメントについての本です。

チーム創設から、bjリーグ参加、Bリーグへのリーグ統合・B1参入
チームのコンセプト設計、クラブマネジメントに関してが記載されています。

こちらの記事で詳しく紹介していますので参照ください。

【書評】海賊をプロデュース 著:ミウラユウスケ・木村剛
Bリーグ 横浜ビー・コルセアーズというチームマネジメントについて書かれた本。

まとめ

いかがでしたでしょうか、バスケ本ビジネス編。
バスケと読書が好きなビジネスマンにはすべてお勧めです。

興味を持たれた方は、Bリーグ観戦に足を運んでいただいたり、ネットで観戦したいただけるとバスケットボールの面白さがわかると思います。

他にもバスケ関連の書籍を紹介しています。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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